東京も梅雨に入りました。
昨年より1日遅く、平年より1日早い梅雨入りということです。
梅雨は東洋医学でいう「湿邪」の影響が強くなります。
外気の湿気が多すぎるために、身体に侵害して気・血・水の循環が悪くなります。
例を挙げるとむくみや怠(だる)さなどが下半身に出やすく、全身が重怠(だる)かったり、頭痛なども出やすくなります。
また「湿邪」は胃腸との関係が強いため、食欲が落ちるなどの消化機能の低下が起こりやすく、風邪も含めて体調を崩しやすいです。
さらに慢性の症状の悪化や改善していた症状が再発、痛みやしびれなども出やすくなります。
この時期はエアコンの「冷房」や「ドライ」を上手に使って過ごしましょう。
室内温度25~28℃、室内湿度55~65%が目安とされています。
温かい空気は上昇し、冷たい空気は下降しがちです。
上半身で感じる温度で設定せず、下半身の感覚を大事にし、冷えすぎに注意しましょう。
なお高温高湿の環境は熱中症の原因になります。
またこの時期は汗をかいて体温調節するために、毛穴が開きます。
屋内外の気温差が激しいため、外出の際は1枚羽織るものを持って行くことや、タオルを持ち歩いて汗をこまめに拭くのも大切です。
帽子や日傘も大事ですね。帽子は2~3℃、日傘は8~10℃下がるそうです。
身体も環境の変化に対応しようと頑張っています。エネルギーを消耗しやすい時期です。体調を崩さないよう、工夫をして過ごしましょう。